2014-01-01から1年間の記事一覧
以前、Ryu BGPSpeakerを活用して、OpenFlowベースのBGPルータとして動作するところまで確認できました。 詳細は、slideshareにアップしておきました。 今回は、BGPプロトコルのモニタリング機能を試してみます。 RyuBGPSpeakerを活用したOpenFlow簡易ルータ…
これまで、OpenFlow簡易ルータ作成を通じて、SDN/OpenFlow的な実装テクニックでも市販ルータ相当なIPルーティング制御が可能であることを確認してきました。しかしながら、これまでのOpenFlow簡易ルータでは、デフォルト・ルーティングしか対応していないた…
前回は、RouterBOARD (RB750GL)のOpenvSwitch環境を構築しましたので、実際に、OpenFlowプロトコル動作させてみて、各種挙動を確認してみたいと思います。 RouterBOARD (RB750GL)のOpenFlow化へのチャレンジ 〜OpenvSwitch構築手順メモ編〜 - SDN開発エンジ…
今回は、RouterBOARD (RB750GL)をOpenFlow化して、OpenFlow基本動作を確認するというチャレンジになります。 こちらが、OpenFlow化したRouterBOARD (RB750GL)です。さらに、OpenWRT化に対応したOpenvSwitch 2.3.0版パッケージを搭載しているので、ユーザラン…
前回は、Ryu BGPSpeakerを活用したInterAS MPLS-VPN環境において、BGP基本動作を確認しました。 InterAS MPLS-VPN with RyuBgp from Toshiki Tsuboi 当時の動作確認では、i-BGPまわりの基本パラメータ未対応など、実用面での課題が判明しました。 ◆最近のRyu…
前回は、既存のBGP/MPLS VPN網とのInterAS接続によりBGP情報の共有を図ることができました。 ただし、ネットワーク拡張性を想定すると、前回モデルでは、スケール性に課題があります。今回は、InterAS MPLS VPNにおけるボーダールータとしてRyu BGPを配備し…
前回は、BGP/MPLS VPN網のエッジルータ適用でのコントロールプレーンの挙動を確認しました。しかし、実際にエッジルータ適用を想定した場合には、OSPFルーティングドメインへの参加や、トンネルMPLSラベル制御を含めたデータプレーン連携の実装が必要不可欠…
最新のRyu SDN Frameworkでは、BGPルーティング機能(以下、Ryu BGP)が活用できるようになったらしいです。 Ryu公式ドキュメントにも、API仕様やサンプルコードが公開されておりますね。 BGP speaker library API Reference — Ryu 3.12 documentation BGP s…
前回につづいて、OpenStackメッセージング機構を探ってみる。 ◆前回までのおさらい OpenStackメッセージング機構を体感するために、以下の例題を解決する実現モデルを考えてみる。 1. 例題 実験環境は、サーバ装置1台と、クライアント装置2台で構成されて…
前回につづいて、OpenStackメッセージング機構を探ってみる。 ◆前回のおさらい OpenStackメッセージング機構を体感するために、以下の例題を解決する実現モデルを考えてみる。 1. 例題実験環境は、サーバ装置1台と、クライアント装置2台で構成されている。…
前回、OpenStackメッセージング機構を探るための実験環境が構築できた。 OpenStackメッセージング機構を探ってみる(1) 〜環境構築編〜 - SDN開発エンジニアを目指した活動ブログ 今回から、OpenStack開発エンジニアを目指して、OpenStackメッセージング機…
今回から、OpenStackで活用されているメッセージング機構を調べてみる。 以前のOpenStackユーザ会での講演資料「OpenStack を支える メッセージングの基礎」あたりの理解から始めてみる。 http://openstack.jp/assets/files/20121216/osc2012cloudjosugamqpv…
Pythonを勉強しているなかで、特殊メソッド__getattribute__に遭遇したので、ちょっと調べてみた。 どうやら、__getattribute__のほかにも、__getattr__なるものがあるらしい。 ・__getattr__:未定義のメンバーにアクセスする際に呼び出される。 ・__getatt…
前回、家庭用Buffaloルータ”BHR-4GRV"をOpenFlow化して、OpenFlow基本動作を確認しました。 家庭用BuffaloルータのOpenFlow化へのチャレンジ 〜OpenFlow1.3動作確認編〜 - SDN開発エンジニアを目指した活動ブログ SDN/OpenFlowの実験環境で、OpenFlowスイッ…
これまでも、Linuxボックス"DNA940"を活用してSDN/OpenFlow環境を構築してきました。ただし、汎用性の乏しいLinuxボックス構成だったので、SDN/OpenFlow環境としてOpenFlowスイッチ台数を増やすことが困難でした。今回は、もっと簡易にOpenFlowスイッチ台数…
ネットワーク仮想化環境の特徴は、VxLAN等のオーバレイ技術を活用して多拠点間をトンネルで接続するモデルだと思います。 ただ、拠点数(n)に対して、拠点間をフルメッシュn*(n − 1)本のトンネルを構築する必要があります。 前回のブログ記事では、2拠点を…
前回まで、OpenFlow簡易ルータの実践活用として、いろいろと実装技術を試してきました。今回からは、少し路線を変更して、ネットワーク仮想化技術に着目したいと思います。 ネットワーク仮想化技術といえば、SDN業界では、VxLANやNVGREなどの新技術が注目さ…
最近、SDN業界では、ホワイトボックス版Linuxベースのオープンなネットワーク機器をデプロイする動きが活発ですよね。 ネットワークにダウンサイジングの波 - [1]スイッチの「オープン化」と「スケールアウト」が進む:ITpro ネットワークにダウンサイジン…
前回は、OpenvSwitch (2.0.0)で構築したOpenFlowスイッチとOpenFlow簡易ルータを、自宅ネットワークに導入してみました。 今回は、OpenFlowスイッチとして、LINC-Switchを採用して、前回と同様に自宅ネットワークに導入してみたいと思います。 ◆導入形態 導…
前回まで、Ryu SDN Frameworkを活用したOpenFlow簡易ルータ作成を行ってきましたが、OpenFlow勉強の素材として、当初想定していた必要機能は一通り具備できたと思います。早速、OpenFlow簡易ルータを自宅ネットワークに導入して、その使い勝手を確認してみた…
前回、疎通診断編では、以下の課題に直面してしまいました。- 前回の疎通診断の実装課題 疎通診断先のアドレス情報を特定するには、OpenflowRouter内部でもルーティングテーブル,ARPテーブルとMACテーブルを保持することが必須となりますが、まだ、これらテ…
最近、OpenFlowもだいぶ認知度が高まってきた気がします。通常、OpenFlowは、通信経路の自動設定に活用されることが多いと思います。今回は、ちょっと応用編として、OpenFlow監視機能の実現を目指して、REST-IFから疎通診断が可能になるようなping機能に着手…
前回までの簡易ルータでは、REST-API経由で論理構成を設定できる機能を実現しました。ただ、このままでは、簡易ルータが正しく動作しているかを確認する手段がありません。不測な事象が発生した場合に簡易ルータ側が原因なのか、他に原因があるのかを切り分…
前回までの簡易ルータは、物理/論理構成を完全に固定してPC端末間での通信を実現しました。OpenFlowプログラミングの概要がだいぶ理解できてきたので、今回からは、もう少し実用性を意識して簡易ルータの作成を進めていきたいと思います。 ◆Ryu SDN Framewo…
前回、双方のPC端末間での初歩的なIPルーティングをRyuアプリとして実装してみました。 通常のプログラミングでは、ユニットテストを想定しながら実装を行っていくと思います。OpenFlowプログラミングでもユニットテストを意識しながら実装を進めていくべき…
通信プロトコル動作をOpenFlowプログラミングで制御するテーマ素材として、今回は、「IPルーティング編」です。異なるサブネット間を相互接続する役割のIPルータにおけるパケット転送機能を、OpenFlowプロトコルを活用して実現したいと思います。今後は、Ope…
最近、IT分野へのクラウドコンピューティング技術の浸透が顕在化している状況ですが、ネットワーク分野においてもSDN/OpenFlowの新技術が定着してきていると感じます。ただ、現時点では、OpenFlow技術の活用事例は、市販のOpenFlow製品が中心であり、オープ…
◆SSHログイン自動スクリプトを試してみる 最近、クラウドコンピューティング基盤技術の世界では、オープンソースを活用した業務オペレーションのフル自動化に注目が集まっております。従来であれば、サーバ/ネットワーク稼働状態を把握するために、オペレー…